2011年11月16日水曜日

私の株式投資ライフ 中編


すっかり株取引に面白さを感じてしまった私は、IPOを狙いつつも、短期銘柄で売買するようになりました。

2004年に上場し初値が公募価格の
2倍以上を付けた銘柄リスト
(クリックで拡大できます)
振り返ると凄い企業数ですw
電通の上場騒動からまもなく日本の株式市場に空前のIPOブームが到来しました。
IPOの公開直前の株はだれでも買えるわけではなく、幹事となっている特定の証券会社に割り振られた公開株を、そこの証券会社の顧客が一部分購入できるというもので、おおかた営業担当者の判断に委ねられていました。
各証券会社におけるインターネットサイトの整備が進む中、ほとんどの証券会社がサイトを利用した抽選方式をとるようになりました。
ブームの到来により、当たれば儲かるというIPOは、個人投資家の格好の投資先となり、ブームの中盤には、IPOの入手は本当に困難を極め、上場するIPOの中には公開価格(購入価格)の数倍の初値をつける銘柄が続出しました。
中には、公開後も爆発的に高騰する銘柄も少なくはなく、それにあわせて個人投資家も爆発的に増えていきました。
ある証券会社に口座の解約に行ったとき、子供をおぶった若い母親が窓口で、IPOを申し込みたいから口座を開設したいと、窓口の女性に勢い迫っていたのを見たときは狂気すら感じました。
お金は本当に怖いです。(笑)

ブームにより買える可能性が低くなったIPOに魅力を感じなくなった私は、とりあえず抽選だけは申し込みを続け、並行して短期銘柄の売買をしていました。
個人投資家が増大することで、市場もまた活気付いていました。
折りしも、東証マザーズやジャスダックなど新興市場の活気が最もあった時で、私ももっぱら新興市場の銘柄を売買していました。
値動きの激しい新興市場の銘柄は、まさにマネーゲームと化していました。
「分割バブル」といわれる、株式分割を発表した銘柄が高騰するトレンドが発生したのもこの時期です。
余談ですが、某大手証券会社の営業さんが私の会社のような零細にまで、「事業内容が特徴的なのでIT系でいける」と上場を持ちかけてきたんですよ。
条件的にも絶対に無理ですし、そんな気はさらさらなかったので、端から笑ってお断りしましたけどね。(笑)

オン・ザ・エッジ時代の掘江さん
決してファンではありませんw誤解なきよう
売買した銘柄は数多くありますが、中でも一番印象的だったのは、「オン・ザ・エッジ」という会社です。
知っている人も少なくないと思いますが、あの堀江さんの会社です。
後にライブドアとなるこの銘柄の売買で、私はちょっとだけ儲けさせていただきました。
当時湧き出た「ビットバレー」企業の一つで、彼らとは思考も、ポリシーも、ビジョンも全く違う私はアンチビットバレーでしたが、似たような業界において、堀江さんの当時の頑張りぶりに少しだけ共感し売買していました。
本業において、ビットバレー企業と一緒に仕事をすることもあったのですが、勢いだけで中身がない企業も少なくなく本当に泣かされました。
また、2001年の9.11アメリカ同時多発テロ、2004年のライブドア粉飾事件などで、相場は大荒れに荒れましたが、たまたま保有している株が少なかったのが功を奏し、大きな損害はでませんでした。
ライブドアの時には、事件の前週まで当銘柄の売買をしていましたが、ライブドアの経営方針や、発行株式の投資単位引き下げなどに疑問を感じ、全てのライブドア株を売却していました。
これは本当にラッキーでした。

そんなこんなで、当時の私の売買益はそれなりのプラスになっていました。
株式資産も着実に増え、開設している証券会社の口座も数社になっていました。
すっかり有頂天になった私は、いよいよ本格的に株式投資をしようとするのでした。
私は本当にバカですね。(笑) 次回に続きます。

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