昨年年末ごろのダラ |
埼玉県和光市に住んでいたときに家族になったリクガメが、今日息を引き取りました。
もともと2匹飼っていて、1匹は3年前に亡くなり、そして今日もう1匹が亡くなりました。名前はダラといいます。ペットショップで購入してきた時に、ひときわダラァ~っとしてたので、妻がその名前をつけました。
我が家に来たときは体長が5cmほどしかありませんでしたが、15年経って15cmほどになりました。
リクガメの種類はホルスフィールドといって、リクガメの中では比較的丈夫で飼い易い種類になります。
別名ロシアリクガメといわれ、原産はロシアの方らしく、寒さにも比較的強いカメでした。
お世話といえば、毎朝ぬるま湯で入浴させ、その時に水分補給と排泄を行い、それが終わったら餌をあげる程度でした。
餌は草食で、栄養補助としてリクガメフードという練り餌のようなもを食べていました。
オスメスの区別は大きくなってからしか分からず、ダラはオス、3年前になくなったカメのホルはメスでした。
私が独立する直前に我が家に来て、北海道に移転する前に最後のダラが旅立ってしまったのは、単なる偶然ではなく、私たち家族の節目から節目の間を見守ってくれていたかのように感じます。
これも大切なご縁なのだと思います。
5年前ぐらいのダラ(右)とホル(左) |
リクガメは膀胱を患いやすいのですが、ピンク色の尿酸を出したあたりから、暖かい時期なのに餌をほとんど食べなくなり、排泄もほとんどしなくなりました。
通常リクガメは入浴時の排泄の際に、牛乳を温めた時にできる膜ような白い尿酸を出します。
その1ヵ月後ぐらいには、毎朝の入浴時には、今まで出すことのなかった生殖器を出すようになりました。
さらに、その1ヵ月後ぐらいには、普段はおとなしく寝ているのに、時折暴れるようにゲージを掻きまくるようになりました。
人間でいうところの痴呆なのかと思います。
そして今朝、いつもどおり入浴をさせようと手にしたところ、グッタリとしていて、それはいつものダラのダラァ~ではなく、若干死後硬直が始まっておりました。
目が若干くぼみ、甲羅の色も変色しはじめていたので、すぐに旅立ったと分かりました。
15年間いつも一緒に生活を共にしてきただけに、悲しみで心にポッカリと穴が空いてしまったような気分です。
先ほど、マンションの敷地内にある静かなお庭の、シャクヤクの花の下に埋葬してきました。
移転後になりますが、来年の花が咲く頃にはもう土に還っていることでしょう。
ダラへ
たくさんの癒しと、たくさんの思い出をくれたことに本当に感謝しています。
お別れするのは大変悲しいことですが、どうか安らかにお眠りください。
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